イベント概要

2025 年の NT 東京に参加し、「8080 内部ビット可視化シミュレータ」と「Smart Knob LHD」の 2 作品を出展しました。多くの方に実際に触っていただき、貴重なフィードバックをいただくことができました。

ブース展示の全体の様子

出展作品

8080 内部ビット可視化シミュレータ

8080 Simulatorのブース展示の様子

Intel 8080 CPU の内部動作をリアルタイムで LED に可視化するシミュレータを展示しました。Verilog で CPU を実装し、ESP32 上で CXXRTL を使って動作させています。

技術的な実装詳細については「Verilog を C++に変換して ESP32 で動かす」をご覧ください。

来場者の反応:

  • 「CPU の動きが目で見えるのが面白い」
  • 「教育に使えそう」
  • 「レトロコンピュータへの興味が湧いた」

Smart Knob LHD (Left Hand Device)

Smart Knob LHDのデモンストレーション

左手用の入力デバイスとして開発した Smart Knob LHD も展示。BLDC モーターによるハプティックフィードバックが特徴的で、多くの方に「カリカリ」とした触感を体験していただきました。

ライトニングトークでの発表

i8080 ALU ライトニングトークの様子

NT 東京 2025 では、8080 内部ビット可視化シミュレータをライトニングトークで紹介しました。8 ビットから始めて最終的に Z80 全体へ展開するロードマップや、学習・教育での活用可能性について述べました。

発表のポイント

  • なぜ 8 ビットか:CPU 内部理解に最適/Z80 へのステップ
  • i8080 ALU のブロック構成と主要制御信号(ALU、レジスタ群、デコーダ、S-CNT ほか)
  • レジスタ/内部バスの LED 表示による可視化デモ
  • 簡単な機械語プログラム例での動作確認

発表資料: NT東京2025 ライトニングトーク資料 (PDF)

配信アーカイブ

発表の様子は X(旧 Twitter)でライブ配信されました: https://x.com/i/broadcasts/1mnxeNBVNoWKX

まとめ

NT 東京 2025 への参加を通じて、多くの技術者や教育関係者の方々と交流することができました。

いただいたフィードバックを元に、8080シミュレータをより実用的で教育的価値の高いツールとして発展させていきたいと思います。

また、Smart Knob LHDの実用的な用途についていただいた意見を反映しPC側ソフトウェアを実装していきます。

次回の NT でも、さらに進化した作品でお会いできることを楽しみにしています!